40.タマ、幸せなのかにゃ?
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  40.タマ、幸せなのかにゃ?
 

今日もタマが縁側でゴロゴロしていた。するとハチがやってきてタマの横に寝そべった。すると次は白玉、続けてキジコがやって来た。二匹はくっついて丸くなって寝た。タマと子猫が三匹縁側で寝ている。

「いい親子ね!」

シロちゃんが嬉しそうに言った。

「私も仲間に入れてもらうかな~。」

そう言うとタマと子猫を挟んでシロちゃんが丸くなった。すると、なぜかタマが起き上がりリビングへ向かった。久しぶりにテレビの前に座るタマ。すると覆面ライダーが始まった。

「怪人コネロク…」

今回も覆面ライダーに邪魔をされ失敗に終わる怪人コネロク。

「僕は何をしているにゃ。人間への復讐は…」


縁側で幸せそうに転がっている子猫達を見てタマは考えた。

「僕は何で“人間に復習をしよう”と思っていたのだろう…。」

リビングで考えるタマ。

「確かに前の飼い主は僕に嫌がらせをして捨てた。でも拾ってくれたタエちゃんは、付き合うのは面倒だけど嫌じゃなくなってる…子猫も可愛いし…。」

縁側へ向かい、シロちゃんと子猫達と一緒に寝転んでみた。

「今が良ければいいのかな?何だか分からなくなってきたぞ~」

そう思いながらウトウトとするタマだった。

                        
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